アドベンチャーエデュケーション・コーディネーターチームのゆり(渡邉由理)。入社して1年8ヶ月が経ちました。10ヶ月前のインタビューでは、プログラムコーディネーターの仕事を手探りでこなしている様子だったゆりの最近の迷いとは…。


高い所が大嫌い!

2017年4月に入社しました。前回のインタビューから10ヶ月経ちましたが、今現在、「成長しました!」とはっきり言えるような成長実感がありません…。やることに忙殺されていて、「これができるようになった」と言えるものがないですね。強いて言えば、ロープスコース(PAの体験教育施設)の8mくらいの高所に上がって行う作業ができるようになりました。(笑)。高い所が大嫌いなんです。その私がそんな高さで作業することができるようになるなんて驚きでした!

プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)に入社してすぐに、PAJ主催の5日間の講習会に研修の一環として参加しました。そのときもハイエレメントと呼ばれる高所に登って挑戦する活動をしたのですが、怖すぎて終始大号泣でした。でも仕事だからやらなきゃ、と思うと頑張れる性質なんです。コーディネーターとして入社しているので、いずれこのプログラムを学校に届ける、子どもたちに体験を提供する側になるのだからやっておかないと、と思うとスイッチが入ってやれてしまいます。そういう割り切りがきくんです。そんな責任感から挑戦したハイエレメントでしたが、「怖ければ怖いほど学びになる」という実感がありました。

コーディネーター業のギャップ

大学を卒業してからずっと営業職でした。PAJのコーディネーター職は、営業というよりは、企画の仕事に近そうだと思って応募しました。

物を売る場合、その物のことを知ってセールストークを考える、手立てを逆算することなどができますが、PAプログラムを売るのは、物だけを売ればいいというものでもないし、案件を受ける前からプログラム設計をするので難しいです。今までの営業力は活かせていないですね…。

PAJで求められている「企画」は私が入社前に想定していたものよりだいぶ範囲が広いです。マーケティングも戦略も自分でしないといけないのが難しいですね。販売できる顧客リストがあってそこに何かをするというような仕事だと思っていたんですけど、そこすらもつくるところから始まります。

PAJの社風として「正解」がなく、自由にやっていい部分がたくさんあります。だからこそ、一般的な組織のように、状況を説明して判断を仰ぐことができません。そこも自由にやっていいよとなるケースが多いので困っています。「あなたはどう思うか、どうしたいか」とよく言われるのですが、それが私にはラクではないですね。もちろん相談には乗ってくれますが、最終的には私が決めなければいけないことが多いです。

たぶん、今こうやって感じているしんどさや疲れも、きっとこれを乗り越えたら、何かしらもっといいものが自分に還ってくるような気がしています。今より違うことができるようになる気がしています…。

迷い深い日々

いま、あんまり目標とかないかもしれないですね。そこを見失っているから大変なのかもしれません。入社して一年経つか経たないかの頃は、とりあえず仕事を覚える、仕事の流れを染みつけさせるなどの短期的目標があったんです。でも今は仕事を覚えた中で、次に何が必要なのか見えていないのかもしれません。自分で掲げているノルマは達成したいですけれど、ノルマということではない最終的な目標が見えていないんです。

さらにコーディネーター職という役割は私が入社したのと同時期にできたので、仕事の内容がライン化されていなかったり、コーディネーターとは何か?ということもはっきりしていません。今、コーディネーター仲間と、コーディネーターの形を探しています。その形が見えてきていないので、こうだったらいいなというイメージがまだ浮かんでいないんです。

職場環境

職場環境は私にとってとても居心地がいいです。目標が見えていても職場環境が悪ければやる気をなくしちゃいます。目標がなくても、その場が居心地よかったら頑張れます。目標に向けてというより、この環境で頑張りたいと思えます。そこに「将来どうなりたいの?」という質問が来ると、今は特にないんです。今、ここにいることが楽しいから頑張っているという感じです。

PAJはギスギスしていないし、個性を受け入れられている感じがします。誰一人同じ系統の人がいません。みんな全然違う個性で動物園みたいですね。その人特有の良さみたいなものを生かして仕事をしている感じです。いろいろな動物がいて、それが当たり前な感じが好きですね。

私自身はなんだかとにかく迷っていますねー。何が本質的な迷いなのか分からないままですが、気晴らしをしたり、問題から意識を一回外してみて、何かが湧くのを待ったりしながらやっていきます(笑)

(20181205)

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