レポート:「文部科学省支援事業トーキョーアドベンチャーレポート」

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9/21−22の2日間、初めての「トーキョーアドベンチャー」を開催しました。
当日コーディネーターとして同行したのんちゃん(青木)が当日の様子をレポートします!※トーキョーアドベンチャーは文部科学省支援事業で小3〜中3までの児童生徒を対象とした無料アドベンチャープログラムです。

はじめましての子どもたち

初めて出会った者同士、ぎこちないコミュニケーションから始まりましたが、そこは小学生!身体性を伴った活動を1つ、2つと体験するうちに、自然と「イェーイ!」「もう一回!」の声が出始めます。

活動の中では6年生が指示を出す形になるのかと思いきや、下級生も積極的に意見を発しています。「もっと引っ張った方が上手くいくよ!」「みんなでやろう!」と元気いっぱいです。

さまざまな意見と出会う

午前中の活動の最後には「なぜ協力するのか?」が話し合われました。

「楽しくしたいから」「協力した方がうまくいくから」「仲良くなるから」など、さまざまな意見が出てきました。

午後は「ジャイアントシーソー(写真下)」にチャレンジ!シーソーは体重差があると傾いてしまい、平行を保つのは至難の技。

子供たちは何度も失敗し、何度も話し合い、近い体重の者同士でペアになる戦法を編み出した結果、課題をクリアしました。そのプロセスの中では、子供たちの言う「せこい成功」を受け入れるか否かの話し合いがありました。

板の端が地面に3回着いたら課題未達成というルールの中で、「全員で同じ場所から一斉に動けば課題達成だね」という意見が出たとき、”与えられた課題を達成すれば良い派”と”皆で挑戦した上で達成しなければ意味がない派”に分かれて大論争が起こったのです。

自分たちのチャレンジ!

”厳しいルールを乗り越えないと”
”達成しないと”
”そんなことより楽しくやりたい”

多様な価値観が子供たちなりの言葉で表現されていました。ファシリテーターはやり取りを見守りながら問います。

「今日ここにいるみんなでどんなチャレンジをしたい?」

結果、子どもたちは、「楽しくやって、次の活動に行く!」という答えにたどり着きました。

楽しくやると決まると話は早く、皆でチャレンジし、難しい課題も次々にクリアしていきました。皆で共通の思いを共有すると、こんなにも力が発揮されるのかと驚いた瞬間でした。

次の活動は「ニトロクロッシング(ターザンロープを使った島渡り)」です。ここでも明らかな”進化”がありました。

自分たちで決める

活動をしているときに「ちょっと一回話し合おうよ」という声が子どもからかかりました。

これまではファシリテーターに促されて話をしていた子供たちが、自発的に自分たちの未来(ここでは活動課題の達成)に向けて、話し合いを始めたのです。

自分の意見を押し通すのではなく、みんなの意見にしっかりと耳を傾けたり、自身は別の思いがあったけれど、話し合いの中で、自身の思いを変えて、チームとしての目指したい姿に向けたりする姿が見られました。自らの意思を、自らの意思で変える喜びを感じているように見えました。

声に出す大切さ

学校では、クラスの中で発表するのは”勇気”がいる行為だと思います。私もそうでした。

今回参加した子どもたちは、プロジェクトアドベンチャー体験を通じて、自分を表現する際に生まれる”躊躇”を乗り越えているように見えました。

それは”自分の価値観に則った意見を伝える”そして”その価値観は変化しても良いものなんだという経験”を得たことがそれに当たります。

朝とは全く違う様子を見せてくれた子どもたちは、最高の笑顔とともに「もっとやりたい!」「あと3回はやりたい!」「よっしゃー!!」と声を出して帰っていきました。

迎えに来ていた親御さんの中には、「6時間ものプログラムで大丈夫だったのか」「知らない子たちの中に入って大変だったのでは」という感じの不安な顔をしてい方もいらっしゃいました。

そんな不安をかき消すような最高の笑顔で子供たちは親元に帰っていきました。

制約の中でも、子供の可能性は無限大

子どもたちには無限の可能性があると、私たちは信じています。
そんな可能性を試す場、制限された環境の中でも発揮する自分の力を体験すること。

そこで得た力を日常に持ち帰ってもらえたら、私たちは嬉しく思います。

(20201007)

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