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2020年10月27日

インタビュー「チーム名を変更しました!(前編)」

インタビュー「チーム名を変更しました!(前編)」

(注:この記事は2018年に作成されたものの再掲載です)
プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)には、アドベンチャークリエーション、アドベンチャーエデュケーション、オフィスの3チームがあります。オフィス以外の2チームは2018年にチーム名称を変更しました。

「CCDIチーム」から「アドベンチャークリエーション(略称:adc、アドック)」へ、「プログラムチーム」から「アドベンチャーエデュケーション(略称:aded、アドエド)」へとチーム名称を変更した思い、チームの行き先などを、アドック・ディレクター:シンヤ(小澤新也)、アドエド・ゼネラルマネージャー:てつ(髙野哲郎)に話をききました。前後編でお届けします。

名前の価値

ーーチーム名の変更の経緯とこれからしたいことを教えてください。

てつ:
チームの名称を変えるにあたって、僕たちが何をしたいのか、どんな風に価値提供をしたいのかを考えました。僕たちがやっていることはプログラムの提供が目的ではなく、PAJの理念でもある「安全で質の高い学びを提供し、人の成長に貢献する」ことです。僕たちのアイデンティティは「アドベンチャー」にあります。このアドベンチャーをどの領域に提供していきたいのかをかんがえたときに、「教育(エデュケーション)」という言葉がよいのではということになり、「アドベンチャーエデュケーション」と名付けました。

シンヤ:
僕たちがやっている価値提供をいかに伝えるかが鍵でした。アドベンチャークリエーションは、当初、「工事部」、その後はアメリカのPA, Inc.が使用していた「CCDI(Challenge Course Design & Installationの略)」を使っていました。

「工事」はわかりやすいけれど、僕たちは工事だけをやっているわけではなく、「CCDI」が何をしているのか、社外の人には分かりづらい名称です。本当に伝えたいことは、「アドベンチャーを提供している」「アドベンチャーをつくっている」ということなのでその意味を込めて「アドベンチャークリエーション」としました。

アドベンチャーをどう伝えたいかと言ったら、自分たちも創造しながら、それを人に伝えていきたいです。「アドベンチャー」という言葉がキーポイントで、しっかりとアドベンチャーの価値を伝えて、広げていきたいです。

「クリエーション」という名前はみんなにもすっと入っていった感じがするし、名前が変わったことで意識が変わっていくこともあると思います。CCDIは愛着がありましたが、「クリエーション」という名称のもと、創造的にものをつくっていくということへの意識につなげていきたいです。

てつ:
外側へ発信している価値は、自分たちに返ってきます。名前は自分のアイデンティティをつくる大きなものだと思うんです。PAのプログラムでも「自分が呼ばれたい名前で呼び合う」ということを大切にしています。それは自分のことを大切にするという意味と、お互いを大切にし合うという意味があると思います。

そういった意味では、「アドベンチャーエデュケーション」というのは、それが我々のアイデンティティなんだという風に自分たちが考えていく名称になったのではと思います。プログラムをやることが価値ではないんです。

シンヤ:
外側へ広げていきたいというのもあるけれど、内側の部分も大切で、自分たちがその名前に誇りを持てるかは、仕事での伝え方にも大きく影響していくと思います。名前を内側で大切にしていくことで、外側にも伝わっていくのではないかと思います。

ーー「アドベンチャー」にかける思い、自分にとっての「アドベンチャー」は何ですか?

てつ:
PAJの講習会のマニュアルにはアドベンチャーについて「未知なるもの、自分が少し不安に思うこと、チャレンジングなもの、やること自体に価値がある、協力し合うこと」と載っていて、見事にに表現されているなと思います。

アドベンチャーは、一人ひとりにある瞬間で、それぞれに貴重でオリジナリティがあり、個別性の高いものです。プログラムを通して、そんな瞬間が訪れ、その瞬間に向き合って何か成長できたらいいなと思っています。人生にはさまざまなアドベンチャーがあり、生きていくうえでアドベンチャーにどう向き合うかというPAの考え方は、僕はとても価値があると思っています。

シンヤ:
アドベンチャーという言葉は難しくて、でもすごくいい言葉だなと思っています。アドベンチャーという言葉には、人それぞれの捉え方があります。

僕の中で一番しっくり来るのは、「一歩踏み出すこと」。その一歩、新しいことをやるのは全てアドベンチャーだと思っていて、アドックの中でも単にアドベンチャーを提供するのではなくて、自分たちも新しいものをつくってアドベンチャーをしていくんだ、という思いを持ちながら仕事をしています。新しいことをするのはドキドキするし怖いし、成功するか失敗するかもわからないけれど、踏み出した一歩でいろいろな体験ができるのは幸せだと思っています。

チームマネジメント

ーーチーム全体のマネジメントをするようになってシンヤは3年目、てつは1年目ですが、どうですか?

シンヤ:
チームをマネジメントするのは難しい!日々アドベンチャーです(笑)。PAJは一般的な会社組織とも違うだろうし、縦割りではないと分かっていながら、やっていることは縦割りに近いことをやらざるを得ない部分もあります。

そうするとチームの中に縦割り感が出て、指示待ちになってしまったり…。それはたぶん僕の関わり方がちょっと違う方向にいっているときなのかもしれない…。

もちろん任せなければいけない部分もあるし、任せればその分、責任を持ってやってもらうというところに発展していくのかもしれないけれど、まだ行きつけていない部分もあります。任せると指示するのバランスは3年目になっても悩んでいます。

いくらマネジメントの勉強をしても、実践となると難しいです。学んだことをどれだけ意識して、自分が変わっていくかということが大切ですね。そしてそれはすぐにできるものではないなと感じています。

てつ:
毎日、プログラムしているみたいです。この課題をどうしよう、どう関わろうと毎日考えています。僕自身に抱えている課題感ですけど、アドベンチャーエデュケーションというチームに対して、船頭になれていないですね。その役目がどんなものか探りながらやっています。

日々は流れていくので沈没しないようにしないといけないし、荒波が来たら今のメンバーでどうサバイブしていくかということを考えます。

いまは、少なくともメンバー全員でひとつの船に乗っているという実感があります。私自身はこれまでプレイヤーとして取り組んできたことから、アドベンチャーエデュケーションというチームには強い意識がありますが、PAJ全体のマネジメントに関する意識はまだ弱い。チームのマネジメントをすることで、PAJ全体がより機能的に、効果的に社会に働きかけられるように考える機会が増えたので、さらにその意識を強くしていきたいと思います。

シンヤ:
PAJ全体のコミュニケーションの時間は増えましたよね。チーム内でもコミュニケーションが取れてきているし、全体としても年4回のオールスタッフミーティングをやるようになって、コミュニケーションの量は増えていますね。

ーーオールスタッフミーティングの前に、1時間、みんなでアクティビティをして交流する「オールスタッフアクティビティ」もやるようになりましたね。

シンヤ:
オールスタッフアクティビティはいいですね。オールスタッフミーティングだけだと報告を聞いているだけの人もいるけれど、その前にアクティビティをやることで、全員が発信するチャンスがあって、喋ることができます。

関わりが増えると、なんとなくお互いのやっていること、考えが見えてきます。アクティビティは直接仕事に結びついてはいないけれど、その人の考えが絶対どこかに埋もれていて、それを拾い出すこともできます。そういう意味ではコミュニケーションが増えて、よくなっていっていると思います。
全体としても年4回のオールスタッフミーティングをやるようになって、コミュニケーションの量は増えていますね。


(20181024)

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