代表メッセージ

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阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などがあった1995年にPAJはそっと生まれました。そして気がついてみたら20年経ってしまいました。

私たちはプロジェクト アドベンチャーをひとつの運動体だと思っています。いま学校に行きたくないと思っている子どもたちが一人でも少なくなるということがこの運動の目的です。

かつて子どもたちは野山を駆けずり回って遊んでいる中で、自然に自分たちを成長させてきました。自分の良いところ、あまりよくないところを仲間の反応から学んできました。ケンカで解決しようとしたこともあります。ケンカだけでは解決できないことも学びました。そして自分の小さな反応からも仲間が変わっていくことも学んできたのです。

ところがいま、私たちを取り巻く社会は、自然に心が成長していくような環境ではなくなってきてしまいました。そこでPAがでてきました。でも自然の力を超えることはできないだろうと私たちは考えています。

子どもたちは当時と変わっていません。社会を昔に戻すことはできません。そこで子どもたち自身に備わっている力を自然に引き出すことで、子どもたちの学びの世界をもう一度取り戻そうとするのがPAプログラムです。

PAというのはプラグマティズム(実用主義)をベースに生まれてきたと、PAの本に書いてあります。理論が先にあったわけではありません。理論からではアドベンチャーが成長に役立つという発想は生まれて来るはずはないと思われます。理論を飛び越えた実践が何よりも大切です。

子どもも大人も毎日が楽しくてしょうがないという社会を実現するためには、多くの方々のご協力をいただいて、多くの実践から学ぶ必要があります。

プロジェクトアドベンチャージャパン CEO 林 壽夫


2014年11月にプロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)に来るまでの約10年間、教育の分野に携わってきました。と言いましても、学校教育ではないところで経営者教育とアドベンチャー教育をやってきました。そこでは、ファシリテーターとして参加者や受講者に直接関わることも経験しましたし、マネジメントとして組織や事業を統括することも経験しました。

アドベンチャー教育、経営者教育、組織や事業のマネジメントで共通して感じることがあります。それは、「正解」の無い問いに向き合い、そして、ずっと向き合い続けるということです。自分の外側から投げかけられる問い、そして、自分の内なる声が発する問い。それらの問いにずっと向き合うのです。こう書くと苦しいことのように感じるかもしれませんが、そのプロセスを通して自らの成長を実感できると楽しいことに変わっていきます。

PAプログラムでは、活動によって人との関わりが生まれます。関係性をどうしていきたいのか、自分自身はどうしたいのか。関わりのなかで、いろいろな問いが生まれてきます。正解の無いそれらの問いに向き合い、自分なりに答えを探し始めることが自らの成長を形作っていくと思います。モヤモヤしながらも進んで来た道を振り返った時、思っていたよりも成長した自分に出会い、心から嬉しくなる。そんな瞬間が多くの人に訪れて欲しいと思っています。

プロジェクトアドベンチャージャパンCOO 茶木 知孝